文具ル係数

 

文具ル係数1

 セルロイド製の美しいシャーペンを購入した。
 原稿を書くのは基本的にPCだが、ペン類を握る機会も多い仕事。 お気に入りの文房具を使うだけで、いや、そばにあるだけでもテンションアップで効率もあがるというもの。だから多少高くてもいいのよ、いいの。私にとっては生活必需品であり、仕事道具なの。

文具ル係数2
……などという都合のいい理由により高価なセルロイド文具に手を出すわたくし。私のエンゲル係数ならぬ「文具ル係数」はかなり高いはずだ。

文具ル係数3
 そんな折、セルロイドの眼鏡ケースをいただいた。 べっ甲調は愛する模様だ。10代のころからずっと好きだった。眼鏡にバレッタに小物。色々とべっ甲調のものを持っている。 タイマイからとった甲羅である必要はない。この模様が好きなだけだから、べっ甲「調」でよろしい。

文具ル係数4

 ああ、それにしてもこの眼鏡ケース、セルロイド+べっ甲調だなんて私のハート鷲づかみ。ああ、鷲づかまれた。

 こうして私にセルロイドの波が来た。色々欲しくなってきたのだ。
 しかし現在セルロイドの製品を作っている会社は数少ないようなので、 増やしていくなら骨董屋をのぞくしかなさそうだ。

 ますます文具ル係数が高くなりそうだが、その分仕事もこなしていくからいいのよ、いいの。必需品なんだからっ!(了)