初秋は残曛の如し

初秋は残曛の如し1

秋の風が
心に身体に
深い色を与えてくれるのは
慈愛に満ちた神の計らい

スキップまじりの狂気じみた歩調も
真紅と見紛うほどの濃度の高い橙も
ネジが甲高い音をたてて落ちたことも
秋がいたわりの足音で染め直す

秋の風に
心と身体を預けると届く贈り物
それはミルク色をした
毛布のような時間


初秋は残曛の如し2

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