暑い日が続いている。気温はさほど高くないのだろうけど、ムシムシとたまらない。
不快指数の計算式は次のもの。 (湿球温度+乾球温度)×0.72+40.6=不快指数 水で濡らしたガーゼで温度計の球を包むと「湿球温度」が測定できる。細工を加えない温度計で測った「乾球温度」とあわせて、不快指数というのは計算されるそうだ。 人間が一番快適と感じるのは、不快指数68のときだという。68というとかなり高いと思うのだが、それがもっとも心地よいなんて不思議。微妙な痛みが心地よい……イタ気持ちいいといったところだろうか。ちょいマゾ? 「不快指数ゼロ」=「最快適」じゃなくてはおかしいような気がしてしまうのだが、それは「不快」「快適」の言葉にまどわされているからか。
しかし、いちいち計算などする必要はない。 人は肌で感じる。 「今日はムシムシ。不快」 「今日は過ごしやすい。快適」 それだけでよいではないか。
気温や湿度で測るのが物理的な不快度だが、人間は複雑且つ単純だから、色んなことで不快指数が上がる。もっとも難しいのは人間関係かも。知らず、相手を不快にさせていたり、その逆もあったり。この不快指数の計算式があると分かりやすいのになあ。(会った回数-見せた笑顔の回数)×0.2 というようなやつ。
その場合でもやはり、多少不快指数が高いほうがいいのかもしれない。相手の言うことに疑問を感じたり、反論を持ったり。あとでそのことをじっくり考えたり、調べてみたり。快適なだけの関係は、成長もなければ人としての幅も広がらないからね。(了)
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